脱出ニョログドラナンス


ポケモン 持ち物 技1 技2 技3 技4 特性
ニョロトノ 脱出ボタン ハイドロポンプ 冷凍ビーム アンコール 滅びの歌 雨降らし
キングドラ 命の珠 ハイドロポンプ 竜の波動 冷凍ビーム 身代わり すいすい
ソーナンス オボンの実 カウンター ミラーコート アンコール 道連れ 影踏み
ライコウ 光の粘土 10万ボルト めざめるパワー炎 リフレクター 光の壁 プレッシャー
ローブシン 食べ残し ドレインパンチ マッハパンチ しっぺ返し ビルドアップ 根性
パルシェン 気合の襷 氷柱針 ロックブラスト ハイドロポンプ 殻を破る スキルリンク

※こちらのブログを参考にさせて頂きました。elys elysion(仮)
問題があればリンクは削除します。

2012/04/26 
ニョロトノの実数値が1低いとの指摘を受けたので訂正しました。


なるべくなら雨下で動かしたいキングドラだが、ニョロトノキングドラを見て先発に置かれやすい且つ処理が面倒であるカバルドンキノガッサ、またキノガッサをSの指標にしたH振り程度のウォッシュロトム等を意識して先発に眼鏡キングドラを置くことで後発に対して強く圧力をかけることができ、後発ニョロトノによって天候を取りやすいメリットがある。

そこで先発でキングドラを選出することもあるという点を利用した。眼鏡ではないが、初手が有利対面であれば身代わりからの大きなアドバンテージを期待でき、天候を奪うことができれば有利になる相手であれば一度ニョロトノに引いて脱出ボタン発動を狙い、再度天候を奪った状態でキングドラと有利対面を作ることが可能。
また、滅びの歌から脱出ボタンを利用したニョロトノソーナンスの形にも注目し、ニョロトノキングドラソーナンスの3匹から組み始めた構築である。

当初はキングドラ+脱出ボタンニョロトノソーナンスのギミックだけをいただいて全く別の構築にするつもりだったが、残りの3体で多くの苦手構築に対しての解答を出すことが難しかったため、多少思考停止で選出していける壁ライコウ+ビルドローブシンの組み合わせもそのまま採用し、オリジナルからの変更点を挙げていくことにした。


以下個別解説。

ニョロトノ

189-*-99-122-134-114(穏やか)
・A181テラキオンの珠インファイト最大乱数切り耐え。
・C182ラティオスの眼鏡流星群最大乱数切り耐え。
・C187ウルガモスの舞ジュエルさざめき最大乱数切り耐え。
・臆病ラッキー抜き抜き。
上記を達成しながらCが一番高くなるようにあまりC。カバルドンドリュウズラティオスを先発キングドラ+脱出ボタンニョロトノで崩すために流星群耐え。眼鏡雷まで考えるのであればSの調整は崩し、穏やかHD基調に。この場合は珠ボルトロスの10万ボルト(≒持ち物なしボルトロスの雷)も耐えられる。
アンコールの採用に関しては好みだが、Sを臆病ラッキーまで仮想したことによりS104辺りに設定された珠ハッサムに対して先制でアンコールできる点と、ニョロトノキングドラの選出の際ウルガモスに対して後出しした時に、脱出ボタンを持っているおかげで2回目の蝶の舞や身代わり等を許さない点が大きなメリットで、パーティとしてウルガモスが重めであることから特に後者は重要だと感じた。


キングドラ

149-*-115-161-116-137(控えめ)
珠ダメを抑えるためのH29個体。
冷凍ビームはキノガッサを1発で落とすために採用。またカバルドンラティオスに一貫するので身代わりを張れた後選択しやすい。雨ドロポン以外の火力が乏しい上に珠ダメと身代わりで削れやすいので扱いには注意が必要。


ソーナンス

266-*-84-*-121-79(穏やか)
・A172バシャーモ剣舞ジュエル飛び膝耐え。
・A210ローブシンの根性空元気+根性マッパ+砂ダメ2回をオボン込み耐え。
・A186カイリューの竜舞逆鱗耐え。
・C182ラティオスの眼鏡流星群2連どちらか最大乱数切り+砂ダメ耐え。
・C177ボルトロスの10万をオボン込み3耐え。
・C161キングドラの眼鏡雨ドロポン耐え。
主にボルトロスを処理したいので穏やかでの採用。はるひさんのソーナンスを参考に多くのローブシンを先制道連れで処理できるようにS振り。多少Bに回すことにより色々耐えるようになるため、バシャーモを指標にBに回した。


ライコウ

191-*-96-141-121-182(臆病)
呼びやすいユキノオーブルンゲルナットレイの組み合わせに強い1駒にしたかったのでめざめるパワー炎個体。あまり考えずにH調整して残りCに振ったが、ちょうど181-165ナットレイを2発で落とすことができる。めざめるパワー氷でないことで殆どの地面タイプに対して何もできないが、壁を張ることでローブシンパルシェンの起点にできると判断した。
壁を張った後の自身のタイマン性能を引き上げるためにもっとCに裂いたライコウも使ってみたい。


ローブシン

209-178-120-*-114-66(意地っ張り)
・ビルド1積みのドレイン+マッパで151-115キングドラ確定。
・A187ドリュウズの珠地震をリフレクター込みで3耐え。
・C182ラティオスの眼鏡流星群を光の壁込みで3連耐え。(食べ残しの回復込み4連耐え。)
・C161キングドラの眼鏡雨ドロポンを光の壁とドレインの回復+食べ残しの回復込みで2耐え。
H16n+1、ビルド考慮でAB偶数。通称壁ブシン。ラティオスブルンゲルを突破しやすくするためにサブウェポンにしっぺ返しを採用。B方面を厚めに振った壁ブシンもいるが、今回は対雨ミラーに壁ライコウローブシンの選出をしていきたいため、キングドラの眼鏡雨ドロポンを意識した配分にした。


パルシェン

125-147-200-106-58-134(無邪気)
結局のところ参考元のパーティと5体被りなので、実質考えたのはこの枠だけということになる。オリジナルではガブリアスカイリューが採用されているが、相手のカイリューユキノオーが気になったため変更。ライコウがめざめるパワー炎になったことで起こる弊害もほぼ埋めることができる。



《まとめ》
最後の枠をパルシェンに変更したことでウルガモスが重くなったが、襷ロックブラストで無理矢理ストッパーとして扱うこともできるため、気をつければ処理できる範囲。同じ理由でボルトロスが気になるかもしれないが、こちらはライコウソーナンスで十分対応できると考えた。

また、受けループのラッキーの補助技が毒々から電磁波に移行してきたことを踏まえて、対受けループの性能を期待してニョロトノのSを上げてニョロトノソーナンスの形を取ったが、滅びの歌を使った後にラッキーが地球投げを選択する(脱出ボタンが発動する)場合があるのかどうかが分からず、対受けループとして機能するかどうかが検証しきれていない部分がある。加えて、毒々ラッキーには通用せず、ナットレイ入りの受けループも存在するようなので、実際にニョロトノソーナンスの形で受けループに勝つことは難しいことが分かった。パーティの形を変えないのであれば、ヤドランをソーナンスで1:1交換した後にパルシェンローブシンで崩す、という方が勝ちに繋げやすそうである。
受けループに対してニョロトノを選出しないのであれば臆病ラッキー抜きは必要なく、脱出ボタンのギミックの際により安心してラティオスに後出しできるように眼鏡雷耐えにしたい。
どちらにせよ対受けループはもう少し考える必要があると感じた。

BW環境に入ってから数が圧倒的に減ってしまったライコウだが、数を落とした原因であるカバルドンドリュウズを構築で厚めに意識しており、面倒であるボルトロスに強めであるためとても扱いやすく感じた。蓄電ライコウにすることで現在よりもボルトロスに対して圧倒的に強くなるため、夢特性解禁に期待したい。